膨大なインタビュー記事のなかから、お互いのお気に入りの曲を挙げている記事を抜粋。 |
お気に入りのメタリカの曲
「メタリカの曲を自分で聴けるようになるまでにはずいぶん時間を要した。以前は聴くたびに俺の身に何が起こったのか、みかん箱の上に立って不満を吐き出したくなるような気になったもんだ。そしてようやく気づいたんだ。『デイヴ、おまえはツイている、恵まれているじゃないか。素晴らしいバンド(メタリカ)にいたし、もうひとつの素晴らしいバンド(メガデス)にいるじゃないか』ってね。俺はただこう言ったのさ。『おまえは(この幸運を)見落としていたんだ。』って。」
「以前ラーズと話していたときに、この曲を聴いていたのを覚えているよ。そしてブラック・アルバム収録の俺のお気に入りの曲をアイツに伝えたんだ。そしたらアイツは『マジで?最高だぜ、おまえ!』って言ってたよ。それは「Unforgiven」だったんだけどね。何で好きかって言うと、ジェイムズがマジで歌っているのを初めて聴いたからだと思うんだ。もちろんアイツは前から歌っていたし、素晴らしいシンガーだよ。でもアイツがマジで心底から歌っているのを聴いたのはそれが初めてだったんだ。」
デイヴ・ムステイン(メガデス)
お気に入りのスレイヤーの曲
「「At Dawn They Sleep」(『Hell Awaits』収録)と言わざるを得ない。この曲のすべてが大好きなんだ。この曲中にたちこめる気味の悪い感じとか、容赦なく続くドラミングとかね。ただただ素晴らしいよ。やべぇぐらい残響するあのレコードの音は冗談か何かってほどだ。地獄の洞穴で録られたんじゃないかって音だな。もちろんこのアルバムから曲を挙げるとみんなが思うであろう『Reign In Blood』も好きだけどね。でもあの曲は素晴らしいんだ。」
チャーリー・ベナンテ(アンスラックス)
お気に入りのアンスラックスの曲
「たくさんあるからなぁ。わかんねぇけど、彼らがやったトラストのカバーで「Antisocial」(『State Of Europhia』収録)がすげぇのは疑う余地がないね。ジョー・ジャクソンのカバーの「Got The Time」(『Presistence Of Time』収録)もやべぇよ。彼らがジョン・ブッシュ加入後初めてだしたレコード(『Sound Of White Noise』)の「Only」もいい。お気に入りの曲なんて山ほどあるから、どこから始めりゃいいのかわかんねぇな、クソッ。先日、山へ行って某所でスキーをしてたんだけど、パブリック・エネミーが来ててライヴやってたんだ。だから山から下りて観たんだよ。彼らがやってた「Bring The Noise」(1991年にパブリック・エネミーがアンスラックスとレコーディングした曲)はクールだったね。」
ラーズ・ウルリッヒ(メタリカ)
お気に入りのメガデスの曲
「「Rattlehead」が好きなのは間違いない。俺も弾いたしな。でも1枚目のアルバム(「Rattlehead」収録の『Killing Is My Business... And Business Is Good』)は珠玉の塊だろ。収録曲のリフをいくつかプレイしたもんだよ。俺たちはあいつらとプレイしたときは、あのレコードや次の『Peace Sells...but Who's Buying?』からの曲をやったんだ。「The Skull Beneath the Skin」はやべぇし、「The Conjuring」もやべぇな。全部クソやべぇよ。」
ケリー・キング(スレイヤー)